正直に書こうと思います。
この文章は、移住を否定するものでも、行政を批判したいわけでもない。
ただ、疑問に思っていることがある。
給付金・支援は、他県と比べて明らかに少ない。
近年、全国の自治体が移住支援に力を入れている。
その中で、どうしても比較してしまうのが大分県・日田市だ。
日田市はすごい。
移住支援がわかりやすい
住宅改修や起業への補助が手厚い
「移住=地域の未来」という思想がはっきりしている
一方、人吉・球磨地方はどうだろう。
国の制度はある。
最低限の支援もある。
しかし、他県に比べて突出したものは少ない。
「これなら来るだろう」と胸を張って言える材料は、正直あまり多くない。
災害復興は、移住につながっているのか?
球磨地方は水害を経験しました。
多くのものを失った。
本来であれば、
空き地
空き家
生活環境の再設計
これらを移住や二拠点居住につなげる大きなチャンスだったはずだ。
しかし現実は、
「元に戻す」ことが優先され、
「新しい人を迎える設計」までは届いていないように感じる。
行政の本音は「増やす」ではなく「減らさない」?
これは厳しい言い方かもしれない。
だが、多くの自治体は
人口は減る前提
行政コストは抑えたい
来た人は歓迎する
という姿勢に見える。
つまり、
積極的に取りに行ってはいない。
それでも、球磨地方には「本物」がある。
誤解しないでほしい。
人吉、球磨地方は
水がうまい
自然が深い
古民家が多い
生活コストが低い
そして何より、
暮らしそのものがある。
五木村や水上村の雪。
冬の厳しさ。
不便さ。
これらは、観光的にはマイナスかもしれない。
しかし、移住という視点では本気度を試すフィルターになる。
軽い憧れの人は来ない。
覚悟のある人だけが残る。
移住は「制度」ではなく「人」で決まると思います。
移住を決める人は、
補助金の金額だけで動かない。
冬はどれくらい寒いのか
山間部の道路は通れるのか
水は安定しているのか
人間関係はどうか
本音の情報を求めている。
だからこそ、
公式サイトより、
きれいなパンフレットより、
実際に暮らしている人の言葉が強い。
結論:人吉、球磨地方は「選ばれる地域」になれる。
人吉・球磨地方は、
大量の移住者を受け入れる地域ではない。
でも、
少なくてもいい
逃げない人が来る
根を張る人が残る
そんな強い移住は可能だと思っている。
行政が本気で動くかどうかは分からない。
支援が劇的に増えるとも思えない。
それでも、
この土地の暮らしを正直に伝えることはできる。
人吉・球磨地方は、覚悟のある人にだけ開かれた場所。
それを伝えることが、
この地域にとって一番誠実な移住促進なのではないだろうか。

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